小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

始業式。 96

ついに子どもたちとの新年度がスタートした。

必要な準備と、やりたい準備の両方を

バランスよくやって迎えた今日。

いいスタートが切れたと思う。

 

今年は、持ちあがりの5年生を担任をすることになった。

持ち上がりとはいえ、クラス替えはしている。

クラスの半分は、昨年から引き続き受け持つ子たち。

残りの半分は、今年初めて受け持つ子たち。

 

クラス替えありの持ち上がりは、いつも少し複雑な気持ちになる。

前年度、子どもたちとの関係も良好だったら、なおさらだ。

 

でも、子どもたちには、自分たちで自分たちの人生を

切り拓いていってほしい。

担任発表は毎年、子どもたちにとって

ドキドキワクワクのイベントであることは確かだ。

中には、どの先生が担任かで

その年一年の良し悪しが決まる、

とでも言わんばかりの子もいる。

 

でも、違う。

それは本質ではない。

人生ってのは、誰のもんでもなく、

まぎれもなく、自分のもんだ。

担任が誰だから、友だちが離れたから、

そんな風に、周りのせいにして、

自分の人生のハンドルを手放さないでほしい。

 

そして、教師は、子どもたちが、

自分の人生のハンドルを手放してしまわないように、

全力で頭をひねって、サポートの最適解を

考え続けなければいけない。

自分で握ったハンドルで自由に進む人生の楽しさを、

道を間違えてもやりなおせばいいことを、

遠回りしたからこそ見える景色があることを、

そんなことを子どもたち自身が発見できるように、

サポートしていかなければいけない。

 

クラスも同じだ。

主役はどこまでいっても子どもたちだ。

だから、クラスのことは、子どもたちが決めていけばいい。

話し合って、納得して、一つずつ進めていけばいい。

教師があれもこれもと、

良かれと思って、手厚くしたことが

子どもたちの成長を、思考を、止めてしまう。

サポートの本質は、子どもたちの成長を支えることだ。

そこを誤ってしまっては、本末転倒になる。

その判断を誤らないためにも、

向上心をもって学び続け、

考え続けなければいけない。

 

今年一年、子どもたちが

どこまでこのクラスを自分たちのものとして、

作っていくのか、とてもワクワクしている。

それをどんな風にサポートしていこうか、

一つずつ子どもたちと考えていきたい。