成長の片鱗 37
先日、勤務校で参観があった。
担任している4年生の今年のテーマは、
「自分たちの成長をいかにして見せるか」だ。
そのため、何をするのか、どんなプログラムでするのか、どう見せるのか、
そのすべてを子どもたち主体で進めてきた。
実行委員を立て、各クラスで話し合いを重ね、
その着地点を検討し、たたき台を考え、またクラスに戻し、
それを吸い上げ、少しずつ形にしていった。
教師が提案して形にするのはある意味簡単だ。
でも、自分たちの成長を見せるということにおいて、
子どもたち自身以上にその計画の適任者はいない。
「どこまで自身の成長に自覚的になっているのか」
ということも含めて、保護者にいかにして成長を見せるかを、
セルフプロデュースする。
担任として、それを様々な面でサポートする役割に徹した。
そして本番―。
本当に素晴らしい1時間を見せてくれたと思う。
きっと保護者の方々が、
家庭で生きたフィードバックを子どもたちにしてくれていることだと思う。
そのフィードバックが子どもたちの自信になればうれしい。
やればできるんだ。
自分で自分のことを信じられるのが、「自信」だ。
その自信を得て、また次の世界の扉を開くきっかけにしてほしい。
今年度が終わるまで、残り30日程度。
ここで満足はできない。
今回の参観で魅せてくれた成長の片鱗を、
残りの期間でさらに開花させたい。