小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

四面楚歌上等。 122

先週の土曜日、頼まれていた学習会の講師をやって来た。

小さな学習会で参加者は20人程度。

依頼があったのは、3月末。

ざっくりとしたテーマをいただいて、

そのまま新学期が始まり、

なかなかパワポやレジュメづくりに時間が割けないまま、

5月に突入した。

「このままじゃまずい」とお尻に火が付き、

直前まで資料作りにヒーヒー言いながら、

何とか完成させて、当日を迎えた。

学習会は無事終了。

来て下さった先生方にも、何か少しは

参考にしてもらえたかな、と思う。

 

ありがたいことだな、と思う。

こういう機会をもらえるというのは。

全員が全員、こういう機会をもらえるわけではない。

だからこういうお話をいただくと、

あれこれ考える前に、

まず引き受けることにしている。

引き受けてから考えるようにしている。

こういう場で話すことは、

正直、自分へのリターンが一番大きい。

色んな先生方と知り合いになれるのはもちろん、

普段の実践を整理し、検証し、振り返る機会になるからだ。

こういう機会でももらわないと、

忙しさの波に飲まれたり、それを言い訳に自分を正当化したり、

そうやって、向上することをおろそかにしてしまう。

向上心は持っていても、向上への行動を起こさないと、

人は衰退していくと思っている。

 

研究授業も同じだ。

先日、今年度の市を越えた地域での研究授業をする機会が

目の前に転がっていた。

誰も手を挙げない。

手を挙げた。

2月に研究授業をすることになった。

「これをやろう!」なんて計算はなかった。

ただ、目の前に転がっている機会に飛びついた。

きっとこれもまた自分を成長させるいい機会にできるはずだ。

その直感だけはあった。

研究授業をやるからえらいとかそんなことは1ミリも思わない。

授業すればオールオッケーといえるような甘い研究授業もない。

ただ、目の前に転がっている成長のチャンスに見て見ぬふりをするのは、

どうしてもできなかった。

だって、子どもたちにもいつも言っている。

「トライ&エラーを楽しんでいこう」って。

「失敗を恐れないで、チャレンジしていこう」って。

上っ面の言葉なんて、子どもたちはすぐに、見抜く。

言葉だけでなく、行動も伴わなければ、

その人の言葉には、きっと言霊は宿らない。

言霊の宿らない言葉で、子どもたちは動かない。

 

水が高いところから低いところへ流れるように、

人も意識しなければ、楽な方へ流れていく生き物だ。

意識しててさえ、楽な方に流れようとする力はなお強い。

だったら、どうすればいいのか。

簡単だ。

自分から、自分を後戻りできない状況に追い込めばいい。

自分から退路を断てばいい。

そうすれば、否が応でも行動せざるを得ない。

行動すれば、心はそれに伴って動く。

行動することで、心も本物に近づいていく。

そう信じている。

 

四面楚歌上等。

失敗上等。

それがどうした。

もし全力で挑んで、それでもうまくいかなかったときは、

 

もう一回やればいいだけの話。

成長のチャンスは、自分からつかみに行く。

待っていたら、目の前を通り過ぎていくだけだ。

それだけh、絶対に嫌だ。