小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

悪寒。 57

あれ?おかしい。

なんか体の節々が痛い…気がする。

こんなに暖かい職員室なのに、寒気が…する。

あれあれ?

仕事が一向に捗らない。

体がだるい。

救急箱の中にある体温計に手を伸ばす。

電源を入れ、わきに挟む。

 

ピピピピッ。

 

恐る恐るデジタル表示を見る。

 

 

37.2℃。

 

 

微熱ぅぅぅぅぅぅ!!!

 

 

ああああああ。

計るんじゃなかったあああ。

計ったから熱あるって事実が

確固たるものになってしまったあああ。

計らんかったら良かったあああ。

 

いや、でも、計らんかったら、計らんかったで、

ずっと、この体の異変に目をつぶってたら、

仕事捗らんまま、無為に時間だけが過ぎていってたかもしれへんし。

 

そんな自問自答をしながら、しばしぼーっとしていると、

そんな私の様子を心配して、周りの先生が声をかけてくれた。

 

「大丈夫ですか、にょん先生?」

「ああ、大丈夫です、すいません。」

「熱あるんですか?」

「ああ、微熱です、はは。」

「いやー、それ、インフルじゃないですか!?」

「いや、それはないですないです!ただの風邪ですって!」

 

それを聞きつけた周りの先生たち、

 

「いやあ、それは怪しいで。」

「A型ちゃう?いや、Bかも。」

 

本人をよそに盛り上がるインフルエンザ論争。

 

私自身、もうその日はどちらにせよ、体調最悪で、

それ以上職場にいても、何の役にも立ちそうになかったので、

ひっさしぶりに時間休をもらい、早退した。

 

寒気は収まるどころか、増す一方。

もしこれで、明日も熱が引かず、

それどころか、上がっていたらどうしよう。

そんな不安も膨らむばかりだった。

 

帰りに寄ったコンビニで買ったパンを食べ、

ユンケルを飲み、ポカリを飲み、

布団にもぐりこんだ。

 

すぐに眠りについた。

そして、覚えていないが、仕事で何か大ポカをやらかす嫌な夢を見た。

それで、起きるのだが、まだまだ眠たい。

体は、疲労困憊なので眠ろうとする。

だが、眠ってしまうと、さっきの夢の続きを見てしまう。

半覚醒状態が朝まで続いた。

 

朝起きて熱を計ってみると、36.5℃。

平熱に戻っていた。

 

手首の病院があったので、通院してから遅れて職場に行った。

職員室に入ると、みんなニヤニヤして、

 

「あれ?インフルじゃないの?!」

と白々しく茶化してくる管理職。

「大丈夫ですか!?もっとゆっくりしてても良かったのに。」

と気遣ってくれる先生たち。

私がおらずとも、自分たちでトラブルも解決し、授業も進めていた子どもたち。

 

 

たまには、体調を崩すのも悪くないなと思った。

崩して、見えたことがあったから。

まあ、もう同じ目には会いたくないけど。