手首 44
昨日、国語の研究会があり、幹事だったので、昼から職場を出た。
研究会が終わり、1年の締めくくりの意味もこめて、幹事中心の懇親会に顔を出した。
懇親会は、駅前の居酒屋で、掘りごたつ式の細長い部屋。
奥の席に行くには、座っている先生たちの背中側を蹴らないようにバランスを取りながら進まなければならない。
掘りごたつの反対側はふすまで仕切られているので、かなり狭い。
集合時刻ちょうどぐらいに会場に到着すると、半分ぐらい席が埋まっていた。
部屋の構造上、私がここで奥の席に座らないと、後から来る先生たちはきっと困る。
「どうぞどうぞ。」と促されたこともあって、奥の席へ座ることにした。
今思えば、それが全ての始まりだった。
しばらく楽しく、先生たちとおしゃべりしていると、トイレに行きたくなったので、席を立って、「後ろすいません…。」と言いながら、席を立った。
トイレを済ませ、部屋に戻ってきた。
私の席は一番奥。
その前には、3人の先生の背中。
「後ろすいません…。」と言いながら、自分の席へと向かう。
そして、最後の先生の後ろを通ろうとした時、足の踏み場を誤り、バランスを崩した。
目の前には、先生の背中。
このまま、こけてしまったら、大惨事。
そう思い、咄嗟の判断で、右手をテーブルの空いたスペースに無理やりついた。
グキッ。
あああああああうちっ!!
右手首に嫌な痛み。
「大丈夫ですか??」
周りの先生たちが少し心配そうに聞いてくれる。
「ああ、大丈夫です大丈夫です!」
と何事もなかったように振る舞うが、右手首の痛みは消えていない。
この日、実は手首ひねるのは2回目。午前中職場でも同じようにひねっていた。
なんて日だ。
その後も、何事もなかったように懇親会を過ごした。
気のせいかもしれないが、お酒が入っていたことで、少し痛みにも鈍感でいられるようになってきていた。
一次会で解散して、まっすぐ家に帰った。
シップがなかったので、冷えピタシートを手首に巻いて、寝た。
そして、今朝。
起きたら、手首に激痛が。
動かせない。
ゆっくりと可動域を確かめる。
手のひら側に曲げるのは問題ない。
しかし、手の甲側に曲げようとすると、激痛。
左右にわずかひねっても激痛。
そして、なぜか肘より下の腕の部分も痛い。
やばいやばいやばい。
これは、なんや、あかんやつな気がする。
医者でもなんでもないけど、実感として、あかん気がする。
仕事やる気満々で、5時に起きたのに。
起きてから1時間半で、学級通信半分しか書けんかった。
服を着替えるのも一苦労。
パーカーの袖に腕を通すのがきつい。
ズボンを履くときに、右手で引っ張り上げられない。
トイレで用を足して、利き手じゃない左手でおしりふくのがきつい。普段使ってない筋肉を使ってるのか、背中がつりそう。
え、待って待って。
右手首って、身体全体の何パーセントくらいの大きさなん??
大したサイズちゃうやん。
それやのに、この手首一個動かんだけで、私生活に支障をきたしてるんですけど。
私という人間は右手首で出来ていたのか。
また、利き手だったのが痛い。
これが左手首なら、まだダメージは今より少なかった気がする。
バイク通勤しているのに、バイクのアクセルをひねれない。
詰んだ。
そう思い、学校長に朝電話をした。
「すいません、かくかくしかじかで、病院行ってから出勤します。」
校長先生は笑ってた。
怒りはない。
私の日頃の行いだろう。
というわけで、現在絶賛待合室で待機中。
ごめんよ、子どもたち!!
でも、きっと私がいなくても、いるときと何ら変わらずにやることやってくれるだろう。
結果がわかったら、また記事書こうと思います。(これで何もなかったら、めっちゃカッコ悪いけどな!)