クリスマスって何ですか? 220
24日が終業式であることは、前回の記事で書いた。
24日はクリスマスイブである。
しかし、私の体は寝不足でボロボロだった。
スイミンダイジ。
4時ごろ、時間休を出して帰宅した。
妻は私より先に帰ってゆっくりしていた。
寝不足と2学期が無事終わった安心感で、家に帰ると猛烈な睡魔に襲われた。
そこで、私は仮眠を取ることにした。
イブだが、特に予定はない。
妻とは、晩御飯をどこかに食べに行こうかとは話をしていた。
その夜まではまだ時間がある。
アラームをセットして、仮眠を取った。
目が覚めた。
寝ぼけ眼で横を見る。
妻がいた。
妻はパンを食べていた。
時計を見る。
時刻は7時半を回っていた。
どうやらアラームに気づかず、寝すぎてしまったようだ。
起きて妻に言う。
「あれ、パン食べたん?」
その一言は、妻の地雷を踏んだ。
妻から言わせれば、「どんだけ仮眠するねん。にょんが起きるのを待ってたのに、一向に起きへんから、小腹すいてパン食べたら、何それ、パン食べたらあかんの?」
そういうことらしい。
んー、難しい。
妻の機嫌を気にしつつ、少し遅めのご飯を食べに出かけた。
ちょくちょく行く料理屋さんへ行く。
席について乾杯をして、互いの2学期を労った。
妻は、大好きな白子ポン酢を食べたあたりからすっかり機嫌が直った。
白子様様である。
白子は偉大なり。
食べながら、クリスマスの話をする。
私「明日何する?」
妻「なんかしたいことある?」
私「んー、特にないなあ。あなたは?」
妻「んー、これといってはないかなあ。え、行きたいところとかは?」
私「んー、そうやなあ。なんやろ。あなたは?」
妻「んー、特には。そうやなあ。」
いや、どこがクリスマスやねん!!!
クリスマスの「ク」字もないやないか。
そう、二人して、年々「クリスマス」っていう意識が薄れてきているのである。
まあ、それはそれでいいんですけどね。
話の続き。
私「あ、じゃあ、あそこは?あの帰れマンデーでやってたとこ。」
妻「ああ、京都の舟屋のとこやろ。なんやったっけ?油屋やっけ?」
私「そうそう!そこそこ!奥伊根温泉!あそこいいんちゃう?」
妻「うん、いい!でも、空いてへんのちゃう?調べてみて。」
私「うん。…あ。空いてるで?あと4部屋やけど。」
妻「うそ。ほんまに行く?」
私「行く。」
ということで、そのまま宿を予約し、急遽クリスマスに奥伊根温泉に行くことに。
いやー、行き当たりばったりやわー。
計画性の「け」の字もない。
でも、こういうのが好きやったりする。
翌日、サンタクロースもキリストも全く関係ないけど、「クリスマスって何ですか?」ってクリスマスを満喫してきました。
舟屋の景色が素晴らしかったり、
海鮮丼が美味しすぎたり、
トンビが食べ物を狙いすぎていたり、
遊覧船の上空でトンビが食べ物を狙いすぎていたり、
旅館の鰤がでかすぎたり、美味しすぎたり、
スナック夕子が居心地よすぎたり、
翌朝のお味噌汁が美味しすぎたり、
SAで買った栗の砂糖まぶしたやつが美味しすぎたり、
そんな旅。
つまり、食べてばっかり。
年末年始の暴飲暴食に歯止めをかけられず、毎年過ごしてしまうのを何とかしたいなあと思いつつ、ほんまに何とかしたいと思ってるのか怪しいぐらい今年もまた同じことをくり返してしまった。
でも、奥伊根、ええとこやったなあ。
思いつきでも、行って良かった。