小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

2学期終了。 219

12月24日、2学期が終了した。

昨年までは、12月23日が天皇誕生日だったので、2学期も大体22日とかに終わっていた。

インフルエンザもわずかだがその威力を発揮し、うちのクラスの子たちを襲った。

全員揃って終業式を迎えられなかったのが唯一残念なことだ。

まあ、仕方ない。

むしろ、ここまでよく頑張った。

他の学年の先生にも「5年生、ほんまに元気ですよね!」と言われるくらい、うちの学年は元気だった。

出席簿なんか、毎月、書き込むことがほとんどなくて、担任としてはほんま感謝感謝。

ここまで頑張ってきた疲れが出たのかもしれない。

欠席の子には、放課後直接成績表を届けにいって少し話すことができたから良かった。

 

終業式は、朝の打ち合わせの後、体育館に全学年が集まり、校歌を歌って、校長先生の話があって、生徒指導の先生から話があって、で解散。

各クラスで宿題を配って、成績表を配って、少し話して、登校班の集会をして、集団下校で昼頃さようなら。

毎年変わらない流れ。

これも、まあ、本質から考えて必要かどうか検討の余地あるよなあと思ったり。

 

今年は、終業式での生徒指導の話が担当になっていた。

すっかり担当であることを忘れていた私は、前日、短時間で他の担当の先生と打ち合わせをして、内容を決めた。

テーマは「早寝早起き朝ご飯」。

冬休みってやっぱリズム崩れますもんね。

他にも「お金の使い方」ってのも候補にあったけど、体育館に集まって今か今かと冬休みを楽しみにしてうきうきしている子どもたちに長い話は厳禁。(日常的にもやけど)

だから、テーマは一つに絞って、コンパクトに。

あと、普通にだらだら話しても、誰も聞いちゃいない。

それじゃあ、お互いにとってすごく無駄な時間なので、考えて、歌を作った。

流れは、以下の通り。

 

①冬休みみんなに気を付けてほしいこと、歌にしてきました。聞いてください。

②タイトル「まずいな」って歌の1番をサビまで歌う。

③サビ終わりで歌をさえぎる。「いい歌やけど、情報が多い。ぼくも歌をつくってきたからそれを聞いてほしい。」と言い、2曲目を歌い出す。

④タイトル「早寝早起き朝ご飯」(そのまんまやないか)

⑤簡単すぎるので、子どもたちも一緒に合唱。

⑥終わり。

 

ちなみに、2曲とも元歌は「パプリカ」。

1曲目の「まずいな」は「パプリカ」と韻を踏んだ。

子どもたち、誰も気づいてないけど。

2曲目の「早寝早起き朝ご飯」は、「パプリカ」のメロディに合わせて、ひたすらに「早寝早起き朝ご飯」と連呼するだけの歌。

子どもたちにめちゃウケた。

低学年なんかめちゃくちゃ歌ってくれてたし。

ちょっとおもしろがることを挟むだけで、日常は驚くほど色鮮やかになる。

忘れたらあかん感覚やなあと改めて感じた。

 

ちょっと笑って終業式を終え、子どもたちと教室に帰る。

で、先に手紙やら宿題やら配ってしまって、成績表を手渡していく。

廊下に机を出して、そこに一人ずつ呼んで渡していく。

今学期こそは、一人一人コンパクトに話して渡していこうと心に決めていた。

子どもたちにもそう話していた。

でも、やっぱり予定より時間がかかってしまった。

んー、もっと話すことをしっかりと絞ってないとなあ。

時間かけりゃいいってもんでもないもんなあ。

反省反省。

「コンパクトゆうてて、結局長なってるやん。」と子どもらにツッコまれた。

 

「そんなことないって…と言い切れないのが俺の弱点。タイムイズマネー。胸に刻め。」

とか、ぺこぱみたいに切り返せばよかった。

 

でもまあ、なんだかんだで無事、穏やかに終業式は終了した。

子どもたちも笑顔で帰ってくれたので、ようやくホッと一息。

放課後も残っていた事務仕事をしながら、成績表に関する問い合わせはないか待っていたけど、なかった。(その後も何もなかった)

 

夏に、新たな学びの場の扉を開けて、学んだことを実践に取り入れていこうとチャレンジして、奮闘して、いっぱい失敗もした2学期だった。

慌ただしかったし、うまくいくことばかりではなかったけど、すごくワクワクできたし、今まで考えていたものよりはるかに多くの可能性を感じた2学期だった。

感じた可能性をそのままフェードアウトさせることなく、実践を積み重ねて、それを分析して、改善して…のサイクルをどんどん回していく3学期にしていけたらと思う。

いつも子どもたちの姿から出発することを忘れずにやっていこう。