よっ、待ってました! 26
前回の詩の授業についての記事のおまけ談。
工藤直子さんの「のはらうた」には全てひらがなで書かれているという特徴がある。
まあ、「のはらの住人」がスラスラと漢字使ってたら、違和感は否めない。
さすがの配慮というか、センス。
当然、授業の中で子どもたちとも、この工夫については確認済み。
その上で聞いてみた。
「みんなはどの文字を使って書く?」と。
「ひらがなとカタカナ!」という答えが返ってきた。
「うん、じゃあ、それでいこうか。」
すると、クラスのある男子がうれしそうな、それはもううれしそうな顔で、
「よっしゃ、俺の時代が来た!」
うん、わかる。
私には、彼の気持ちが痛いほどわかった。
彼は、漢字が死ぬほど苦手なのだ。
最高やん。
存分に自分の時代を楽しんでおくれ(笑)