あっち向いてホイ① 224
年明け2日まで、妻の実家がある広島に
帰省していた。
大晦日には、義兄の家族も合流して、賑やかな年末年始になった。
元日の夕方。
義兄の奥さんから話しかけられた。
「ねえねえ、にょんくん。うちの娘たちとあっち向いてホイしてあげて。指差した方についつい向いちゃって、それが爆笑なんよ。」
そんなに言われちゃあ、やるしかない。
横で何となく「あっち向いてホイ」というキーワードを耳にしたのだろう。
こちらから誘うまでもなく、小学2年生のお姉ちゃんと幼稚園年長の妹が勝負を挑んできた。
「私とやって!」と譲らない2人を宥めすかし、まずは妹とすることにした。
さてさて、義兄の奥さんの言う、あっち向いてホイの弱さとはいかなるものなのか…。
2人「最初はグー!じゃんけん、ほい!」
妹「あっち向いてホイ!」
私(セーフ!)
2人「最初はグー!じゃんけん、ほい!」
妹「あっち向いてホイ!」
私(セーフ!)
2人「最初はグー!じゃんけん、ほい!」
妹「あっち向いてホイ!」
私(セーフ!)
…いや、俺そもそもじゃんけんどんだけ弱いねん!!
義兄の娘さんたちのあっち向いてホイの弱さを検証しようにも、そこまでたどり着かんやないか!!
義兄の奥さん、横で見てて、想定とは違うとこで爆笑。
「ちょっくら相手してやりますか。」くらいに思ってた俺、ダサ。
その後も、マジで5回ぐらい連続でじゃんけんに負けてしまった。
でも、その後のあっち向いてホイがワンパターン過ぎて、全く引っ掛からへんから、ひたすらじゃんけんに負けて、あっち向いてホイだけかわすっていう地獄みたいなゲームになってしまった。
千鳥のノブがあの場におったら、きっと
「それの何が楽しいんじゃ!!時間に限りがあるて知っとるんか!!」
とかゆうてたやろなあ。
この後、相手を変えて姉ちゃんもと対戦したけど、やっぱり俺、じゃんけんだけ異様に弱かった。
しかし、ここから後半戦。
いよいよ巻き返しが始まる。(遅いわ。)