29冊目「けテぶれ宿題革命!」& けテぶれ始動。 181
2学期が始まった昨日の今日で早速だが、
「けテぶれ」をついにスタートした。
Twitterで、その存在を知ってから色々調べて、でも、具体がイメージできなくて、調べて、そうこうしていたら、考案者の先生が本を出版された。
渡りに船とばかりに、すぐにその本をAmazonでポチり、夏休み中に読んで、自分のクラスでどう実践するか考えた。
そして、今日。
その「けテぶれ」を導入した。
実は、漢字ノートの宿題のやり方に関しては、毎回こちらで範囲は指定して宿題を出してはいたが、その取り組み方については、少しずつ子どもたちの裁量に任せる部分を大きくしていった。
そして、苦手なところを中心に練習したり、意味調べしたり、そういう工夫が光るノートは、学級通信で逐一共有し、全体のモチベーションの底上げをしていた。
だから、導入自体は、そこまで混乱しないだろうなと予測していた。
でも、最初の導入が肝心なことには変わりないので、しっかりと準備をして、今日に臨んだ。
「けテぶれ」導入に際しての語りは、本の内容を参考にして、クラスの子たちの反応で多少アレンジした。
前日にみん職オンラインで聞いた立命館小学校の正頭先生のお話も一部参考にした。
そして、この導入はある程度予想通り、スムーズに受け入れられた。
しかし、そうは言っても、実際にやってみないことにはわからない。
やはり体験に勝るものなし!ということで、実際にクラス全員で、国語の時間に、「けテぶれ」をやってみた。
そして、やってみてすぐ、友だち同士で、どんな練習をしているのか、ミニ交流会をした。
子どもたちの様子を見ていると、友だちのノートをキラキラした目で見ている子、質問している子、うれしそうに自分の方法を話す子、様々だった。
でも、中には、黙って悩んでいるような子もいた。
そりゃそうだ。
今日始めたばかり。
ここから自分でトライ&エラーをくり返しながら、少しずつ、学びの海をうまく泳げるようになっていってくれればいい。
「どうする?一通り説明はしたけど、いつからする?来週ぐらいからにする?」
と聞くと、
「いや、もう今日から始める!!」とかなりの人数の子が言ってくれた。
明日の提出ボックスを見るのが、楽しみで仕方ない。
とりあえず、無事に子どもたちを船から降ろすことはできたかな。
ここからは、粘り強く、子どもたちを信じて、任せ、私も一緒になって時に悩みながら、子どもたちの自立した学習者へのサポートをしていく。
コツコツ、一歩一歩。
目先の結果に一喜一憂しないで、上位目的を常に忘れずにいよう。
というわけで、コーチングももっともっと本格的に勉強しなければ。
新しいことが動き始めて、自分自身にさらなる向上が求められてもいる。
でも、その状況がたまらなく楽しいし、ワクワクする。
子どもたちも学びの海を自分で泳ぎだしたんだ。
教師の私も自分の学びの海をもっともっと上手に泳げるように研鑽を積まなければ。
その海は、きっと子どもたちの海とつながっている。