小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

learn × creation⑧ 171

たくさんのインプットができたlearn × creationは、あっという間に幕を閉じた。

2日目の最後には、PLAYGROUNDの中の一つ、日本初のイエナプランスクールのブースで、担当の宅明先生と、他の参加者の方と一緒に、大日向小学校の目指している教育や、開校までの経緯などのお話も聞くことができた。

 

2日間を通して、非常に強く感じたのは、どのワークショップでも、シンポジウムでも、「子どもを、子どもの持っている力を信じる」という姿勢がベースにあるということだった。

「信じる」と一言で言えばシンプルだが、その言葉を具体的に語るとなると、なかなか難しい。

 

「子どもを信じる」

 

とてもわかりやすい響きのする言葉だ。

でも、その何となくのわかりやすさで思考が止まってしまうことは、わかっていないのとほぼ同義だ。

 

「子どもを、子どもの力を信じる」とは、実際どういうことなのか。

そのヒントが、この二日間にたくさんあった。

誰もがその言葉をそれぞれの取り組みの中で問い続けていた。

lxcに参加して、あちらこちらであふれんばかりの教育への熱量にすごく感動した。

それはなぜか。

誰もが「子どもの力を信じる」をベースに、実際に実践をして問い続けているからだ。

だから、「ともに悩み、ともに考え、ともに学ぶ」のだ。

 

私も一公立小学校の教員として、この考え方を持ってやってきた。

でも、その考え方は、持って終わりではなく、アップデートし続け、その解像度を上げていかなければ意味がない。

そう強く感じた。

見せかけだけの言葉に酔うのではなく、満足するのではなく、その中身を掘り下げていかなければいけない。

どうやって掘り下げていくのか?

実践だ。

実践を積み重ねていくしかない。

もちろん、子どもたちとともに。

「教師が子どもに」ではなく、「ともに学ぶ」。

「一方的な指導」ではなく、「子どもたちが自走する学びの場の設定」を。

ティーチング」ではなく、「コーチング」を。

もちろん、どちらか、片方だけでいいというわけではない。

要は、使い分けるバランス感覚だ。

でも、長いスパンの中で、少しずつでも、後者の割合を大きくしていけるような、そういう自分でありたい。

 

2学期からの実践が楽しみだ。

どこまでできるか。

もちろん、すぐにできたり、うまくいくことばかりではない。

でも、「失敗」は「プロセス」であって、「結果」じゃない。

それを忘れず、積み重ねていけばいい。

自分のペースで良い。

そして、今回インプットしたことの数々について、それをやること自体を「目的化」してしまわないこと。

今回学んだ様々なアプローチは「手段」の一つ。

「目的」では決してない。

 

まだまだ未熟だ。

インプットとアウトプットを貪欲に続け、実践を積み重ね、自分の目指す理想の教育のビジョンの解像度を上げていこう。