小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

1学期終了。 152

19日で1学期が終了した。

いつもそうだが、「終わってみればあっという間」だ。

そのただ中にいるときは、そう感じる余裕すらないのだけれど、

終わってみると、何とも呆気ないというか。

今学期は、宿泊学習だったり、

10連休による授業時数の確保だったり、

外国語が大体隔週で週二回あったり、

いろいろと例年に増して慌ただしい日々だった。

それが終わった。

何とかやり切ったなあというのが、正直な感想だ。

もっと計画的にできたのではないか、

と思う部分はたくさんある。

きっとこの感覚は、これからもなくならない気がする。

 

ただ、いつも心に意識的に刻んでいるのだが、

何かが終わって、はっきりと全体が見えている今だからこそ、

そういう完全俯瞰で自分をふり返れているのであって、

そのただ中にいるときに、なかなか完全俯瞰で自分を見つめ続けるのは難しい。

4月当初には想定していなかった想定外の出来事も日々入ってくるし、

そもそも人を相手にした仕事である。

そこに個々の感情なども影響してくるのだから、

全体を見通すのは、さらに難しいものになる。

だからこそ、

だからこそ、

可能な見通しは立てつつ、

その上で、できる限りその時その時の、

ベターな決断を続けていくしかない。

その時点の自分が考えうる最適解を求め続けるしかないのだ。

それだけは、忘れないように胸に、心に刻んでいる。

そうやって日々最適解を探し続けることの積み重ねは、

宇宙が自分自身の輪郭を日々大きくしていくのと同じように、

私自身を大きくしていくのだと思う。

昔、何かの本かテレビ番組だったかで知ったのだが、

「宇宙についてわかることが増えるというのは、

 宇宙について知っていることの全てを一つの円とみると、

 その円が大きくなっていくことです。

 でも、円は大きくなっていけば、その円周も大きくなっていきます。

 だから、わかることが増えれば増えるほど、

 わからないことも増えていくんですよ。」

 

最適解を探し続ける日々は、宇宙のその話と似ているなと思う。

探し続けることで、できることやわかることは確実に増えていく。

でも、その境地に達したからこそ、

問題意識として新たに浮かび上がってくることがある。

キリのないような、途方もないような、

そんな気持ちにもなるが、きっと死ぬまでそうなんだろう。

仕事だけじゃなくて、きっと人生そのものがそういうものなんだ。

でも、どこかで歩みを止めてしまうと、

自分という円はそれ以上大きくはならない。

自分という円の外側に広がる世界には、触れることすらかなわない。

その存在自体を認識できないと言うべきか。

それは、ごめんだなあと思う。

自分の今の円の大きさに満足して過ごすのも悪くない。

それはそれとして、一つの生き方だ。

でも、私はやっぱり生きていく以上、一度しかない人生、

外側の世界を見続けて、自分を更新し続けたい。

だから、やはりこうして最適解を探し続ける日々はこれからも続くのだろう。

 

そんなことを思った1学期の終わりだった。

これから始まるしばしの夏休み。

普段できない経験や研修、研究を積んで、

自分の円を少しでも大きく広げ、

2学期からまた笑顔で子どもたちの成長を

サポートしていきたい。