小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

またね。またか。 99

12日(金)、職場の歓送迎会があった。

大阪市内のちょっといいホテルの中にあるレストラン。

7時からスタートだったその会に、

ギリギリ滑り込みセーフで間に合った。

最寄駅から道に迷ったこともあるが(重度の方向音痴)、

それよりも職場を出るのが遅くなったのが一番の原因だ。

 

ギリギリまで職場であいさつを考えていた。

私が出るわけではない。

出ていかれた先生のうちの1人への挨拶を考えていたのだ。

これがまあ、悩ましい。

依頼されたのは、先週のはじめ。

それから一週間、バタバタと仕事をしながら、

頭の片隅では、あいさつを考えていた。

 

あいさつ相手の先生は、

同い年で、実は高校・大学と同級生だった。

とはいえ、面識がある程度で、話したこともなかった。

それが、互いに社会人になってから、

こうして同じ職場で働くことになって、

意気投合して仲良くなるのだから、

人との縁というのはつくづく不思議で、

何が起こるか分からない。

 

そうそう、この同い年の先生、

以前ブログにも一度登場したキリン(仮名)。

 

yamanyo.hatenablog.jp

 

これまでも歓送迎会で、

出ていかれた先生にあいさつを述べる役を、

仰せつかったことは何度かあった。

 

けど、今回はこれまでのあいさつとは違って、

難しかった。

近すぎたのだ。

キリンと私の関係が。

今回キリンが異動したからといって、

疎遠になるような仲ではない。

なんなら、ちょこちょこ互いの近況を

LINEして、飲みに行ったりするだろう。

 

そんな仲だからこそ、難しかった。

何を言えばいいだろうか。

どこまで言えばいい?

照れくささもあった。

これは、きっとお互いに。

だから、笑いに走った。

小ボケをあちこちにちりばめた。

その隙間に、ちょっとだけ本音を忍ばせて。

 

同い年のキリンと同勤したのは、丸六年。

気付けば、今の職場で一番付き合いの長い二人になっていた。

思うことはいろいろある。

話したいことはまだまだある。

 

だから、この「さよなら」は、

節目の一区切りだ。

これまでの「ありがとう」と

これからの「よろしく」の二つをこめて、

あいさつをした。

まあまあウケたし、

まあまあ刺さったと思う。

あいさつの後、キリン本人のお墨付きをもらったから、

過信ではないと思う。

 

芯を持っていて、

筋の通らないことが大嫌いで、

頑固。

時にお茶目。

酔っぱらうとうざくて(お前もな)

恥ずかしがりや。

 

ありがとう、キリン。

6年間面白かったわ。

またそのうち、飲みに行こう。

 

 

翌日、私は宿泊学習の下見だった。

朝6時起床。

きつい、睡眠が全然足りてない。

でも、仕事だ。

待ち合わせに遅れるわけにはいかない。

体に鞭を打って、家を出る。

2時間と少しかかって、目的地に到着。

一つ目の施設の入り口を入ろうとしたとき、

後ろから猛烈な勢いで走って、

私たちを抜かして、館内に入ろうとした男がいた。

 

 

 

 

 

キリンだった。

 

 

またか。

昨日の「またね」を返せ。笑

 

やっぱりキリンとはこれからも長い付き合いになりそうだ。

そう確信した。