小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

石垣島旅行② 85

石垣島2日目。

前日、日付を越えて呑んだくれた代償を

盛大に払うことになる1日の幕開けである。

 

この日は、ダイビングの予約をしていたので、

朝からその予定に向けて動き出した。

朝8時に石垣島発の高速船で黒島へ。

寝不足・二日酔いの体には、

めちゃくちゃハードなスケジュール。

しかし、悪いのは自分。

ちゃっちゃと準備して、高速船に乗り込んだ。

 

船に揺られること30分。

黒島に到着。

少し雲が出ていたが、

天気は良くなる予報だったので、

特に気にならなかった。

 

到着すると、インストラクターさんが待っていた。

小峠みたいな、気さくなおじさん。

簡単な説明と必要書類への記入をして、

早速船で、ダイビングポイントへ向かった。

運が良ければ、マンタにも会えるかもしれない。

そんな情報もあって、奥さんは興奮していた。

マンタを見るのが、1つの夢だからだ。

 

船に揺られること20分。

ダイビングスポットに到着。

準備を済ませて、船から海面へドボン。

 

と、ここまでサラッと書いているが、

私はダイビングライセンスを持っていない。

奥さんはずいぶん昔に取ったそうだが、

私は持っていない。

というか、昔から深いところが超怖かった。

きっかけは、きっとジョーズ

あれ見て、足のつかない深いところへ行くと、

下からサメにガブッとやられるんじゃないか。

そんな思いが払拭できず、大人になった。

 

奥さんはそんな私をしつこくダイビングに誘った。

当然断り続けてきた私なわけだが、

数年前、何を血迷ったか、

思い切ってやってみることにした。

深いところに対する恐怖が

完全に抜けたわけではないが、

怖さよりも、海の世界の美しさに魅了された。

それから、年に一回か二回、

南国に行くたびにダイビングをするようになった。

回数だけは積み重ねた私を、

どこかのインストラクターさんが、

「お兄さん、ベテラン素人ですね!」

と称してくれた。

それ以来、ベテラン素人を名乗っている。

 

年末に奄美大島でダイビングをして以来、

約3ヶ月ぶりのダイビング。

今までの中で一番ブランクが少ない。

 

しかし、そんな好条件とは裏腹に、

今回のダイビングはなかなかきつかった。

 

きつかった理由は3つある。

1.家から持ってきたゴーグルをつけて潜ったが、鼻をつまみづらい構造で、耳抜きに苦戦した。

2.目が悪いので、そのゴーグルの中に、度付きレンズをはめ込んだが、そのせいで、視野がめちゃくちゃ狭くなった。

3.ダイビング中のアップダウンが激しく、体力の消耗が激しかった。

 

上がってきたときには、

かなり疲れ果てていた。

でも、黒島の海は、透明度が高く、

天気も抜群に良かったので、

とてもとても美しかった。

運良くウミガメにも出会えた。

耳抜きに苦戦しながらも、

バシャバシャ写真を撮った。

…が、デジカメで撮って、

スマホと同期できてないので、割愛。

覚えていれば、どこかの機会で載せよう。

 

港に戻ってきて、

シャワーを浴び、着替えた。

時刻は、ちょうどお昼。

以前黒島に来たときに、色々あって、

(本当に色々あって、この時のことは、すごく長くなるので、割愛)

昼ご飯難民になった経験があったので、

お弁当を頼んでおいた。

その判断は正しかった。

レンタルバイクを借りて、

伊古桟橋へ行き、

桟橋の先端で、お昼を食べた。

最高だった。

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時間が本当にゆっくりと流れていた。

だらぁ〜っと昼ご飯を食べて、

寝転んで、海や空を見て過ごした。

何もしない、何もない、贅沢。

 

たっぷり2時間ほどだらだらして、島内を隅々まで見て回った。

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空は青く、海はエメラルドグリーン。

島内に信号はなく、車もほぼゼロ。

牛や山羊たちが、あちこちで草を食む。

心が浄化されていくような気がした。

あれは、きっと勘違いじゃない。

 

一方、体の方は、確実にダメージを蓄積していた。

ハードスケジュールによる消耗に加え、

私たちを襲ったのは、太陽光だった。

暑い。マジで暑い。

3月末でこの気温?

この日、黒島は25度を超えていた。

そんな気候に対する準備など、

何もしていない。

丸腰でジャングルに飛び込むような迂闊さだ。

 

容赦なく照りつける太陽による日焼け。

 

これが予想をはるかに上回る被害だった。

腕もおでこも足も真っ赤!!

よりによって、半袖半パン。

迂闊にもほどがある。

 

この日のお風呂で周辺の住居にも響くほどの悲鳴が上がったのは、言うまでもない。

 

黒島を満喫して、

石垣島に帰ってきた私たちは、

一旦荷物を置きにペンションへ帰り、

その足でまた繁華街へトンボ帰り。

早めの晩御飯にすることにした。

 

色々悩んで歩いた結果、

地元の人たちがひっきりなしに出入りしているという理由で、

「きっとおいしいに違いない!」

と推理した島料理の「さつき」という店にした。

推理通り、ご飯はどれも美味しかった。

しかし、そのおいしさは、同時にヤツを連れてきた。

 

睡魔だ。

 

飯を食いながら、動きが緩慢になり、

今にも寝そうな大人2人。

 

ちいちゃい子かっ!!

 

2人の見解は一致した。

 

 

さつきを出たら、ペンションに帰って、

もう今日は寝よう。

 

 

時刻は8時。

 

 

この日は、早々に宴を切り上げ、1日を終えた。

(続く)