小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

怪獣たちの宴。 81

土曜日、大好きなコント集団カジャラの第四回公演

「怪獣たちの宴」atブリーゼブリーゼを見てきた。

S席のチケットを購入したら、P列の5番、6番。

何だかややこしいが、要するに後ろの端っこの方だった。

んー、もう少しいい席で見たかったが、致し方ない。

 

席の良し悪しからは気持ちを切り替えて、

思う存分楽しむことにした。

前回の第三回公演から二人メンバーチェンジしていた。

加藤啓となだぎ武だ。

加藤さんはお初だが、

関西人なら(全国でも?)なだぎさんは知らない人はいないだろう。

そのほかのメンバーは、

第三回公演から引き続きの、小林健一に加え、

第一回公演から皆勤の辻本耕志・竹井亮介

そして主催の小林賢太郎の計六人だ。

 

約二時間の公演。

 

笑いに笑った。

腹がよじれるほど。

個人的には、過去最高傑作の第二回公演と並ぶくらい。

第二回ではその笑いの緻密さにやられたが、

今回は、あの空間、あの瞬間での瞬発力にずいぶんやられた。

設定の中で、大まかな構成だけあって、

あとこれ全部アドリブなんじゃないか?

と思ってしまうぐらい、

カジャラ史上、過去最高にアドリブが爆発していた。

演者もそれを楽しんでいるのが伝わってきて、

その空気感が客席にも確実に伝播していた。

瞬発力の中心にいたのは、間違いなくあの二人。

なだぎ武小林健一だ。

 

特に、なだぎさん。

いやー。まじですごかった。

バケモノ。

「怪獣たちの宴」ってタイトルにぴったりな人選だなって思った。

というか、今回の公演タイトル、もちろん内容と照らし合わせて決められてるんだろうけど、

そうだろうけど、それでもこの人がいるから、

このタイトルになったんじゃないかって思わせるぐらい、暴れまわってた。

 

体のキレがいちいち無駄に半端ない。

その無駄なキレにめちゃくちゃ笑ってしまう。

一人だけがっちがちの関西弁なのも際立ってた。

辻本耕志との関西弁の掛け合いは、史上最高に面白かった。

確かに大阪にああいうおっちゃんおる。笑

小林賢太郎と兄弟の設定でのコントもあったけど、

小林賢太郎が振り回されてへとへとになりながら楽しんでる感じは、

過去公演でもなかなか見られなかったんじゃないだろうか。

 

アドリブ爆発の今回の公演だったが、

しかし、全体を通して見ると、そこはさすが賢太郎さん。

それぞれ個々のコントは独立してるんだけれど、

それぞれのコントのエッセンスというか、

微妙な設定が、

他のコントの中に入り込んでいるというか。

「あ、そのボケ、さっきのコントとつながってるやん。」みたいな瞬間が、

あちこちにあって。

それが、最終コントに収れんされていく様は、お見事だった。

 

なんか、そう、

伊坂幸太郎の小説で、

別々の小説なんだけど、

それぞれの小説に同じ登場人物がちらっと出てくるようなあの感覚。

あれに近い。

「あれ?この人物って、あの小説のあそこに出てたよね?」みたいな。

そういう楽しさもあった。

 

二時間があっという間で、実に、幸せな時間を過ごした。

公演が終わって会場を出ると、

ついつい物販で、第二回公演・第三回公演の

上演台本を買ってしまった。

別に、コントするわけじゃないのに。笑

 

いや、でもいつか、やってみたいかも。

子どもたちと。

六年生ぐらいだったらできるやつもあるんじゃないかな。

するなら、卒業を祝う会とかだろうか。

 

気付けばそんなことを考えてしまう私は、

そいういう意味では、

常に笑いのことを考えている小林賢太郎と、

根っこの部分では、同じなのかもしれない。