小学校教員にょんの日々ログ

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8冊目「予言の島」 71

今年度8冊目の読了は、ホラーと見せかけたミステリ、

に見せかけたホラー「予言の島」。

 

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「予言の島」/澤村伊智

 

実は、この本昨日買ったんですよね。

一気読みでした。

もともと、澤村伊智さんの小説が大好きで、

新刊出るたびに、即買いしてました。

今回もそうです。

「あ!新刊出てる!」

気付けば、レジでお会計を済ませていました。

 

第22回日本ホラー小説大賞を受賞した

「ぼぎわんが、来る」が澤村伊智作品との出会いでした。

少し前、「来る」というタイトルで、

映画化もされていたので、

ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

とにかく、怖い。恐い。

読んでいると、自分の周りの空気にも

その恐怖が広がって、

自分が本を読んでいるその空間自体が、

小説の中の世界と同じ温度、質感になるような。

だから、本を読んでる自分の背後が気になるし、

ドアのすりガラスの向こうを何か横切ったような気がするし、

トイレに一人で行けないし、

 

でも、ページをめくる手を止められない。

そんな感じです。

あの辛いけど、ついスープまで飲んでしまう、みたいな感じです。

 

で、今回もそんな読み味を期待して、早速読みました。

あらすじは、ある有名な霊能力者が遺した予言がきっかけで

ある島で悲劇が起こるという話です。(ざっくりすぎてすいません)

 

序盤から早速漂う不穏な空気感に、ずぶずぶハマっていきました。

怨霊の正体は何なのか、予言の内容と合わせて、

気になってぐんぐん読み進めていきました。

 

次第に明らかになっていく謎。

 

でも…

私の心は段々冷めるというか、醒めていきました。

いや、読み物として文句なしに面白いし、

いいんですけど、

これってホラーなの?

っていう思いが読み進めるほどに、大きくなっていきました。

それは謎が解き明かされる場面で決定的になりました。

 

んー、今回は今までのような展開ではなかったのか。

いや、同じような恐怖を期待しすぎただけやなあ。

 

なんて、少し残念に思いつつも、

最後まで読み進めました。

 

すると、あるページで、

今まで読み進めて、構築してきたはずの物語世界が

足元から崩れ落ちました。

 

え?

ちょっと待ってください。

どういうことですか?

え…えええええええ!!!!???

 

頭の中が整理できないまま、一回目読了。

と、同時に二回目スタート。

 

答え合わせをするように、細部まで読み返してしまいました。

例えるなら、「シックスセンス」や「カメラを止めるな」のような、

そんなお話かもしれません。

 

完全にしてやられた感満載です。

小説家ってすごいや。

 

ますます澤村伊智のことが好きになりました。

一気読み必至です。