睡魔 67
この間の土曜日、奥さんと久々に滋賀竜王のアウトレットに行った。
「あそこ、最近あんまりいい服ないなあ。」
なんて、小生意気なことを言ってから、本当にしばらく来てなかった。
(大しておしゃれでもないド素人が偉そうにすいませんでした。)
アウトレットまでは、車で高速に乗って約1時間。
そんなに長時間の移動ではない。
…とはいえ、
…とはいえ、
眠くなるものは眠くなるのだ。
抗いがたい睡魔とは、厄介だ。
しかし、運転中。
眠ってしまっては、下手をすると、永遠に目覚めないかもしれない。
しかし、眠い。
「寝るな!眠くなんかない!」と自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、
不思議とまぶたが重くなってくる。
「押すなよ!押すなよ!」と前フリをするダチョウ倶楽部みたいに。
何とかせねば。
そんな時、睡魔に襲われる私に奥さんはいち早く気づく。
そして、あの手この手で対策を立て、すぐに実行してくれる。
「お茶飲む?」
ああ、ありがたい。
のどを潤すことで、この睡魔は少し奥へ引っ込むかもしれない。
グビグビ。
ああ、おいし。
やっぱりお茶ってホッとするなあ。
ホッとしたら、眠くなってきた。
あかぁぁぁぁぁん!!!!
睡魔、ぐんぐん前来てるやん!
お茶作戦、失敗。
しかし、へこたれているわけではない。
「ガム噛む?」
ああ、その方がいいかも。
パクッ。
ああ、ミントですっきり。
眠気も心なしか覚めてきた気がする。
モグモグモグ…ごっくん。
ごっくんて、おいぃぃぃぃぃぃ!!
味が薄くなったガム我慢できずに飲みこんでどうするねん!!
やる気あんのか!?
眠気に勝つ気あんのか!?
眠眠を打破しろよ、オレ!!
「窓開ける?」
外気の冷たさで頭すっきりね!
寒いぃぃぃぃぃぃぃ!!!
ずっととか無理さ!
ちょっとはいいけど、開けっ放しは無理無理!
春はまだ遠い。
これは、
「寒いよぉ、眠くなってきたよぉ…。」
「寝、寝るなぁ!寝たら死ぬぞ!」
ってなるやつや。
ここまで連戦連敗。
車内でできることなんて限られてる。
何かないか、何か…。
そうだ。
車内でかけていた音楽を、あいみょんに変えた。
熱唱。
気付いたら、あれだけ抗い難かった睡魔は、
どこかに吹っ飛んでいた。
中身のないことを、だらだらと書き続けてきて、
何が言いたいかと言うと、
つまり、
音楽は最高やなあってこと。
あいみょんは最高やなあってこと。
眠気には、アドレナリンが一番!!