小学校教員にょんの日々ログ

毎日の出来事や考え、思ったことなどとにかくアウトプット!

瞬間的シックスセンス 59

あいみょんのこないだ出たアルバム

「瞬間的シックスセンス」を聞きまくっている。

他にもいろいろ聞いてはいる。

でも、最後には、必ずここに戻ってくる。

そんなループの日々。

 

数あるアーティストの曲がある中、

必ずループしてしまうあいみょん

そんな「瞬間的シックスセンス」の中でも

さらに気付けばループをしている曲がある。

 

アルバムの8曲目に収録されている

「夢追いベンガル」だ。

 

この曲を聴いたのは、昨年参戦したハニベビツアーat Zepp Namba

この曲を演る前に、あいみょんはこの曲のMVを今から撮ると言った。

会場の熱気はその一言でさらにボルテージが上がった。

先日、完成したMVが公開された。

残念ながら、人生初MV参加はできなかったが(映ってなかった)、

MVを見ると、あの時の興奮がよみがえってきて

何とも言えない幸せな気持ちになる。

以下は、「夢追いベンガル」の歌詞である。

 

裏切ったはずのあいつが笑ってて

裏切られた自分がこんなに不幸だ

ああ なんて 無様で皮肉なんだ

 

セックスばっかのお前らなんかより

愛情求めて生きてきてんのに

ああ 今日も愛されない

 

だいたい普通でいたいはずなのに

普通より上を求めちまうしさぁ

まあ、なんか たまには 自分に優しく

 

今日も貯金通帳は白いカモメだな

適当にどっか飛んでっていいんだぜ

ああ今日も愛されない

 

ありったけの水をちょうだい

白いカモメは海へ飛べ

デジタルも流行りもいらないよ

エロも今はいらない

 

走る 走る 遠くの方へ体を投げ捨てて

回る回る 平和も闇もとりあえず横に流せ

明日になって 朝が来た時

その時考えりゃいい

 

どうせ暇だからあと5分寝かせて

セックスピストルズの目覚ましがうるせー

ああ なんか 目の奥に虫がいるな

 

ああ 史上最強の馬鹿になった気分だ

なんとでも言って笑ってくれてもいい

そうだ そうやって燃やしてくれ

 

欲しかったあれはもういらない

丸こげになれカモメ

ベンガルを味方にいざ行こう

気力は無駄にあるぜ

 

走る 走る 遠くの方へこの脚振り上げて

回る回る 目が回るくいらい この日々駆け抜けて

明日になって 朝が来た時

見えるものはなんだろう

 

平成うまれのカリスマが

溢れる世の中についてけない

噂のバンドも気にならない

今の自分はどうかしてんのかな

 

ありったけの水をちょうだい

白いカモメは海へ飛べ

デジタルも流行りもいらないよ

エロも今はいらない

 

走る 走る 遠くの方へ体を投げ捨てて

回る回る 平和も闇もとりあえず横に流せ

明日になって 朝が来た時

その時考えりゃいい

今の自分がどうかしてたって

その時考えりゃいい

 

この曲聴いてると、なんでかすっごい「やってやるー!!」

って、とにかく自分の中の行動力に火をつけてくれる。

躊躇ってる自分の背中を押してくれる。

 

一番なんか「お金も愛もない」みたいな感じで嘆いてるところあるけど、

嘆いてる深刻さが皆無。

前向きな投げやりさ?とでも言おうか。

「飛んでっていいんだぜ」って言ってみたり。

きっと実際飛んで行ったら行ったで嘆くんやろうけど。

でもきっとその嘆きにも深刻さはないんだろうな。

どこまで行っても、今を嘆きつつ受け入れて、

前へ進もうとする意志にあふれてる。

「明日になって朝が来た時その時考えりゃいい」

と言っているのは、今の自分を受け入れ、

肯定してることの裏返しなんじゃないだろうか。

 

そんな風に考えているから、自分に響くんだろうか。

現状に満足、なんてあまり思えない自分。

もっともっと、と欲しがってしまう。

だからだろうか、ないものねだりをしてしまうのは。

そして、ないものを数えたりして、他と比べたりして、

不満に思ったり(あんまり言いはしない)。

どうしよう。

そうしている間にも時間はどんどん過ぎていく。

未来だった明日は、今日になり、

気が付けば昨日という過去になっていく。

そんな日々の繰り返しに、理想とのギャップに焦りは募るばかり。

 

でも、結果論として、人生はなるようにしかならないんだ、きっと。

でもその結果は、その時その時で自分にできるベストを選んできたことの

積み重ねなんだ。

人は、何をいつ、どう悩んでいようが、

その時のその人にしかできない選択しかできない。

その点の積み重ねの先にしか未来はない。

だから、明日のことを今考えたところで仕方ない。

目の前のことに目を向けて、受け止めて、

できるだけ悔いのない選択をして、

悔いの残る選択しかできない、残ってないときだってあるけど、

それも自分の未来へつながる一つの座標。

だから、まあ、自分のペースで行こうぜ。

そんな風に応援されているみたいに感じるんだ。

はるか先の高いステージから、私たちを引っ張り上げようとしてるんじゃなくて、

ラソンでしんどい時に、自分の横を併走するみたいに、

友だちと居酒屋のカウンターで並んで愚痴垂れるみたいに、

私にとって、そんな風にそばにいてくれる存在の曲なんだ。

 

自分だけのベンガルを味方につけて、

自分の人生を自分の足で生きていくんだ。

そんな決意をちょっとぶっきらぼうに、

でも優しく支えてくれる曲なんだ。

 

だから大好きなんだ。