黒糖と我慢。 21
突然ですが、あめちゃん(俗にいうキャンディー)って最後までなめますか?
っていう、この突然の質問がすでに別の意味でなめた感じあってすいません。
私は、どうしても途中で噛んでしまう派です。(どうでもいい)
んー、「派」って言うと、何か自分の意志で選んでる感が出てしまうなあ。
どうしても途中で噛んでしまう「側」の人間です。(ほんまにどうでもいい)
先日、夕食前に、仕事で必要なものがあり、近くの百均に行きました。
百均に着くと、必要なものだけサッと手に取り、レジへ向かいました。
すると、横で奥さん。
「お腹減ってきたなあ。」
確かに。もうすぐ7時やし。腹ペコやわ。
レジ前には、色とりどりのお菓子の陳列。そして、ドリンク棚。
ああ、誘惑してきおる。
あかんで、あかんで。我慢、我慢。
―気付いたら、お菓子の陳列棚へ自然と足が向かっていました。
でも、当然炭水化物抜きダイエット中の身です。
どれも食べられるわけもなく。
しかし、奥さん、「これは、あかんの?」と手に取ったのが、
黒糖でした。
原材料を見ると、さとうきび…
のみ!!
しかし、そうは言っても「糖」は「糖」。
やはりだめなのか…。
ダメもとで「黒糖 ダイエット」で検索すると、
意外と食べてもよさそうな感じ。
あくまで少量ですが。
とういうわけで、購入!!(本気はどこへ行った。)
お会計を済ませ、車に乗り込んだら、早速黒糖を一つパクリ。
おいしいぃぃぃぃぃぃ!!
しばらく甘みのもとを絶っていたので、まあおいしいおいしい。
この黒糖一つでご飯何杯でもいけるわ。(ほぼ、ごはんですよ。)
その中毒性の高い甘みの虜になり、
上の歯と下の歯で、黒糖をかみ砕こうと…
あかん、あかん!!我慢!我慢や!!
ここでかみ砕いてしまったら、また、次が欲しくなる。
そうなったら、もう後戻りできへん!!
次から次へパクパク食べてしまう!
だから、我慢するんや!!
なめなさい!!
なめて少しずつ少しずつ、そのほんのりとした甘みを楽しむのです!
そう、自分に言い聞かせて、家にたどり着くまでの20分、
ひたすら黒糖をかむのを我慢することに。
しかし、元来が噛んでしまう側の人間です。
これが思っているよりつらい。
ちょっと気を抜くと、噛んで粉にして、
口に広がる甘みを楽しもうとしよる。
噛みたい。
いや、噛むな。
噛みたい。
いや、我慢しろ。
噛みたい。
いい加減にしろ。ダイエットなめてんのか。(表現がややこい)
噛みたい誘惑に抗い続け、何とか家に到着。
でも、そのころには、もう口の中の黒糖は、
少しの衝撃で、一瞬にして粉々に砕け散ってしまうほど、
脆くなっていました。
すれっすれ固体。
そこで、あとほんの少し我慢すればよかったのに、
好奇心がむくむくと湧き上がってきて、
舌で黒糖をそっと上の歯の裏側に押し付けてみました。
はらっ。
あまぁぁぁぁぁぁい!!
めっちゃおいしい!
ひゃーっ!!
気付いたら、5個ぐらい食べてました。
あかーん!!
今度から、一個ずつ個装になった黒糖探します。(いや、食べるな。)