積み重ねる 18
ここ数年、色々なビジネス書を読むようになった。
以前は、小説にしか興味がなかった。
が、ある時、
教員という仕事に生かせる何かがあるのでは、と読み始めたのがきっかけだ。
以来、習慣としてあれこれ読むようになった。
ある程度読むと、共通点に気付く。
いきなり仕事ができるようになったり、
革新的なアイデアが思い浮かんでそれを実現させたり、
年収が何倍にもなったり、
すぐにそんな変化が訪れるような錬金術など、この世には存在しない。
あるのは、
ひたすらに「積み重ねる」ことだ。
イチローは言う。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへたどり着く唯一の道だ。」
ドラマ「3年A組~今から皆さんは、人質です~」で菅田将暉演じる柊先生は言う。
「昨日までのお前たちが、今のお前たちを作るんだよ。」
前田裕二は、毎日圧倒的なメモを積み重ね、そこから着想を得て、
SHOWROOMを立ち上げた。
全部「積み重ね」だ。
一つ一つは、1にも満たない小さなことかもしれないが、
それが積み重なって、10になり、
またそれが積み重なって100や1000になる。
うちの車だって、今総走行距離が60500㎞で、地球一周を優に超えている。
それだって、積み重ねだ。
車買いたての時、1000㎞とかで、「おおっ!」ってなってたけど、
あっちこっち出かけて、をコツコツ積み重ねた結果、
60000㎞なんていう、
立ち止まって考えたら「すごいな」って距離を表示してる。
そして、この「積み重ねる」ってことに関しては、
けっこうみんなその大切さがわかっているような雰囲気がある。
でも「分かってる」のと「やっている」との間には、天と地ほどの差がある。
これ、このブログの最初の方の記事でも書いた。
だから自分の目標に向かって、それ一つ一つは取るに足らなくても、
腐らず、焦らず、一歩一歩。
謙虚に、誠実に、一生懸命。
そうやってやっていくしかない。
結果はすぐには出ない。
そう、前回の記事でふれたあいみょんのツイートともつながる。
楽じゃないんだ、積み重ねるって。
でも、その積み重ねの先にしかないものがある。
みんな口をそろえて言っている。
だから積み重ねよう。
インプットも、アウトプットも。
全ては自分の在り方次第。