2週間ぶり。 12
昨日は、勤務校の始業式でした。
年明けのクラスや学年の子どもたちとの再会です。
職場に行くと、「ああ、始まるのかあ。」と、憂鬱な顔をして嘆く同僚も少なくありませんでした。
しかし、幸せなことに、私には、全くそうしたネガティブな感情はありません。
何なら「早く子どもたちに会いたいなあ。3学期はどんなおもろいことしてくれるんやろ。どれだけこっちの想像を超えた成長を見せてくれるんやろう。」とワクワクする気持ちでいっぱいでした。
今年は、久々に4年生を担任しています。
昨年まで6年間、5年と6年を行ったり来たりする生活でした。
5・6年生も、もちろんすごくおもしろいです。
まあ、大変さもそれはそれであるんですが。
話がそれました。
久々の再会。朝教室に行って、黒板にメッセージを書きました。
あえて、少なめに。
いつもは、毎朝、黒板にいっぱいメッセージ書いてるのですが、
あえて、少なめに。(なんで2回言うねん)
これには、ある計算が働いていますが、それは後程。
これが始業式の黒板です。どーん。
1・2学期間をかけて、少しずつ少しずつ、クラスの権限を子どもたちに譲り渡してきました。
クラスイベントの企画・運営、授業の進行、クラス内の様々な仕事…
ここでは、くわしくは書きませんが、少しずつ少しずつ。
それらを踏まえたうえでのこのメッセージでした。
「きっと彼らなら、やってくれるんじゃなかろうか。」と。
具体的に言うと、最後の3行です。
「自分たちで考えて朝の内にできそうなことを片付けて先生を待っていて下さい。」
の部分です。
「何をしなさい。」とは書きませんでした。
これも、1・2学期間かけて、少しずつ積み重ねてきたことです。
だから、あえて、黒板の左側のスペースを空けておきました。
きっと、この子たちなら、できることを勝手に「ミッション化」して黒板に書くだろうから。
これが、先ほど言っていた計算です。
打ち合わせが終わって、教室に向かいました。
教室がある棟の入り口を入ると、聞こえてくるにぎやかな声。
自然と顔がほころびます。
そして、教室に入ると、前方の給食台前に並ぶ子どもたち。
数人の子が受付よろしく、何やら書類を仕分けしています。
冬休みの宿題とあゆみ(成績表)を自分たちで集めていました。
掃除用の雑巾も、別で集めてきれいにそろえて積み重ねていました。
事前に机の上に配っていたドリルやノートにも記名済み。
お見事。
心の中でそうつぶやきました。
5・6年の担任を縁あって、昨年まで6年連続でさせてもらいました。
(学校としては不健全ですが。)
そこで「3・4年でこそ、自治力を極限まで高めるべき。」という確信を得るに至りました。
なので、「信じて、任せる」というシンプルなことを徹底してきました。
シンプルがゆえに難しくもあります。
どうしても口出したがり、手出したがりな自分がいます。
でもそこはグッと我慢。
徹底して信じて任せます。
もちろん失敗もするし、予想と違う結果になることもざら。
でも、それでいいと思ってます。
そんな時は、次に向けてどうすればいいか一緒に考えればいい。
怒鳴る必要はどこにもない。
今年度、子どもたちに徹底して言ってきたのは次の二つ。
「失敗どんどんしていこう。失敗してもまた次やればいいだけやから。」
「楽しめるかは、全て『楽しもう』と思う自分の気持ち次第やで。」
毎日、こればっかりアラームのように言うてました 笑
もちろん、言うだけじゃなくて、そのためのサポートとしての下準備は入念にします。
そして、子どもたちが失敗したときのセーフティーネットの役割も徹底。
そうして初めて子どもたちって安心して失敗できます。
そうして自分たちで成長を続けてきた子どもたちともあと3か月。
胸を張って、高学年へ送り出せるように、さらなる成長を促し続けていきたいです。
そして、久々に会った子どもたち、超絶かわいかった!!!!!